7月となりようやくパリ五輪が開催。
ですが種目の中に野球がないということは多くのファンにとって意外なニュースも。
今回なぜ落選となってしまったのでしょうか?
結論から申し上げますと、「各国の都合があること」や「実はマイナースポーツである」といった理由のようです。
今回は、野球がなぜなくなったのか?また同時にワケについても深堀しご紹介していきたいと思います。
ベースボールファンには今後朗報もあるかも・・・
- なぜ野球が外されてしまったのか
- 今後採用されることはあるのか
パリ五輪2024野球はなぜ競技からなくなった?
さっそく調べてみた4つのワケをご紹介します。
野球はオリンピックの正式種目ではない
野球は正式に採用されてはいません。
まず、オリンピック大会ではある基準で正式種目を選んでいるようです。
「男子は4大陸中で75カ国以上であり、女子は3大陸中で40カ国以上で広く行われている競技のみ」というような基準で選ばれているとのこと。
そのため、野球はあまり広く行われていないスポーツであったり女子はソフトボールになるなど、フェアに行えないため難しくなってしまうようです。
野球が行われた東京五輪では、開催国として追加種目を増やせたということ。
過去にはバルセロナ大会で採用されていたようなので、今後の変化に期待していきたいですね。
世界的に見ると人気が少ない
野球は国際的に見てもスポーツ人口が少なく、特定の地域以外ではあまり盛んではありません。
バレーボールやバスケットボールは4億人以上のスポーツ人口がいるのに対し野球はおよそ3500万人と言われており、かなりの差があるようです。
こういったことがあり正式採用から外されてしまった理由の一つと言えます。
日本に住んでいるとあまりわかりませんが、世界的に見てとてもマイナーなスポーツのようですね。
スタジアムの建設に費用がかかる
野球場の建設と維持には高額な費用がかかります。
競技場がない場合、オリンピックのために野球場を建設する必要がありますが、その費用は高額です。
また出場する選手の数や関係者なども含めると、受け入れる側の金銭的な負担も増えることは目に見えています。
競技場はオリンピック後にはほとんど使われないため経済的な損失となり、維持費などによりさらに負担も継続するのではないでしょうか。
フランスではパリ五輪に利用できるような競技場もないということもあり、実施した場合は開催地の負担が大きくなるというのも事実です。
男女で同じ種目がおこなえない
女性の場合はソフトボールという種目になり、さらにマイナーな存在に。
男女で同じスポーツを行うことができないという点も、オリンピックの精神に反します。
野球は男性が主に行うスポーツであるためなくなったのではないかとも言えるでしょう。
パリ五輪2024野球の落選理由
落選となったのはどのような背景があったのでしょうか。
フランスで野球はマイナースポーツ
フランス国内での野球人気は少なく、かなりマイナーなスポーツと言えます。
2020年に行われたフランスのスポーツ省によるデータでは、競技登録者数として登録されているスポーツトップ10にも野球は入っていないようでした。
やはり国技であるサッカーが一番の人気があり、テニスや乗馬のような古くからある人気のスポーツには及ばないようです。
フランスのチームは野球が強くない
フランスのチームは国際大会であるWBCやオリンピックにも出場したことがありません。
チームが国際的に強いとは言えないということもあり、地元住民の関心も限られているという事情もあると思われます。
野球よりも圧倒的にサッカーが盛んということもわかっていますので、追加される理由はほぼないと言えるでしょう。
今後野球がオリンピックの正式種目になる可能性は?
今後の可能性についても解説していきましょう。
正式種目になる可能性は低い
今後、野球が正式に行われる種目となる可能性は低いのではないかと思われます。
お金がかかってしまうことやプレイ期間、人気がないといった理由が問題としてあるためです。
追加種目としては今後も採用あり
正式に採用となる可能性は低いとご紹介してきましたが、ベースボールファンに朗報も。
2028年開催予定のロサンゼルス五輪で、野球とソフトボールが再びプログラムに加わることが決定しています。
アメリカ国技の1つとしてベースボールは根強い人気があるため、復活となると日本のファンにとっても嬉しいニュースとなりそうです。
まとめ
ここまで、パリ五輪2024では野球がなぜ落選したのか?なくなった理由についてをご紹介しました。
野球が各国の都合であったりマイナーなスポーツであるということで、五輪の正式な種目となる可能性は低いとされていますが、追加としての採用は今後もあり得ます。
まとめるとこのようになりました。
再び脚光を浴びる日が来るのか引き続き注目していきましょう。
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