ブレイキンオリンピック日本代表何人?女子と男子のメンバー紹介

ブレイキンが東京オリンピック 2020 で追加種目として初採用されて以来、世界中の注目を集めています。

2024年パリオリンピックにおけるブレイキン競技の日本代表は、男女それぞれ2名ずつ、合計4名が選出されました。

そこで気になるところが、日本代表の選出です。

激戦を勝ち抜いて栄光を手にしたのは誰なのか、今回はブレイキン日本代表のメンバーと、彼らのこれまでの活躍について紹介していきます。

この記事でわかる
  • ブレイキンオリンピック日本代表は何人か
  • ブレイキンオリンピック日本代表メンバー
目次

パリ五輪ブレイキン日本代表選手は?

この新たなオリンピック競技には、世界中から注目が集まっており、日本からは以下の選手が代表として出場します。

男子代表としては、大能寛飛(おおの ひろと)選手と半井重幸(なからい しげゆき)選手

女子代表には福島あゆみ(ふくしま あゆみ)選手と湯浅亜実(ゆあさ あみ)選手が名を連ねています。

これらの選手は、国内外の大会で卓越したパフォーマンスを披露し、日本のブレイキンシーンをリードする存在として知られています。

男子代表メンバー

ブレイキン男子日本代表には、

  • 半井 重幸(はんい しげゆき)選手 (シゲキックス)
  • 大能 寛飛(おおの ひろと)選手 (ヒロ10)

が選出されました。

半井 重幸(はんい しげゆき)選手 (シゲキックス)

半井重幸選手(Shigekix)は、2002年3月11日生まれの大阪府大阪狭山市出身。7歳からダンスを始める。2018年のユースオリンピックで銅メダルを獲得、Red Bull BC Oneの歴代最年少優勝者。

シゲキックス選手は、ブレイキン界のレジェンドとも呼ばれるカリスマ的存在です。

力強いトップロック(上半身を使った基本姿勢)とフットワークをベースに、オリジナリティ溢れるフリーズ(静止ポーズ)やパワームーブ(アクロバティックな技)を織り交ぜたダイナミックなスタイルが特徴

2006 年には世界大会「Battle of the Year」で日本人初となる優勝を果たし、世界中を震撼させました。

その後も第一線で活躍を続け、ブレイキンの普及にも尽力しています。

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大能 寛飛(おおの ひろと)選手 (ヒロ10)

大能寛飛選手(B-boy HIRO10)は、2004年12月4日生まれの石川県出身。9歳の時にダンスを始める。国際大会での初優勝は2019年の「Bomb jam powermove」で、その後、ヨーロッパを中心に海外での経験を積む

一方のヒロ10 選手は、シゲキックス選手とは対照的に、スピードとキレのある動きが持ち味です。

高速回転技であるパワークロージングを得意とし、目にも止まらぬ速さで繰り出す技の数々は観客を魅了します。

また、高度なコンシャスネス(状況判断能力)を活かしたプレースタイルも持ち味で、刻々と変化するバトルの状況に応じて最適なムーブを選択することができます。

2019 年には世界大会「Red Bull BC One」で日本人初の優勝を飾り、一躍ブレイキンシーンのトップランナーとなりました。

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シゲキックス選手のパワーと経験、ヒロ10選手のスピードとテクニック。

この全く異なるタイプの二人が切磋琢磨し合い、ブレイキン日本代表としてパリの舞台でどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、今から期待が高まります。

女子代表メンバー

続いて、ブレイキン女子日本代表を見てみましょう。

選出されたのは、

  • 湯浅 亜実(ゆあさ あみ)選手 (AMI)
  • 福島 あゆみ(ふくしま あゆみ)選手 (AYUMI)

です。

湯浅 亜実(ゆあさ あみ)選手 (AMI)

湯浅亜実選手(B-girl Ami)は、1998年12月11日生まれの埼玉県出身。小学1年生の時にダンスを始め、5年生の時にブレイキンを開始。2018年のRed Bull BC One B-girl部門で優勝し、WDSF世界ブレイキン選手権では2019年と2022年に優勝。

AMI 選手は、世界トップクラスのフッフットワークと繊細なボディーコントロールが持ち味で、まるで地面を滑るように軽やかなステップを披露します。

エレガントなムーブと抜群の音楽性で知られる湯浅亜実選手。

力強さを前面に出すブレイキンというよりは、しなやかさと繊細さを重視した独自のスタイルを確立しています。

流れるようなスムーズなフットワークと、音楽のノリを巧みに表現する彼女のダンスは、ブレイキンの芸術的な側面を際立たせてくれます。

派手なアクロバットではなく、丁寧なフットワークやフロウ重視のスタイルで勝負する湯浅選手は、海外のバトルシーンでも高く評価されています。

2020 年には世界大会「FISE World」で優勝、2022年に行われたアジア競技大会で優勝するなど、着実に実績を積み重ねており、パリ五輪での活躍も期待できます。

福島 あゆみ(ふくしま あゆみ)選手 (AYUMI)

福島あゆみ選手(B-girl Ayumi)は、1983年6月22日生まれの京都府京都市出身。21歳でブレイキンを開始。2021年の世界選手権で優勝し、ワールドゲームズでは銅メダルを獲得。

AYUMI 選手は、パワフルなフットワークと独創的なフリーズが特徴です。

高速で繰り出されるフットワークは見る者を圧倒し、まるで地面に張り付いているかのような安定感で観客を驚かせます。

また、ブレイクダンスの醍醐味の一つであるフリーズのバリエーションも豊富で、斬新なポーズで審査員の目線を釘付けにします。

2021 年の世界大会「The Dance Floor」で優勝するなど輝かしい成績を残しており、ブレイキン女子シーンを牽引する存在です。

AMI 選手のしなやかさと表現力、AYUMI選手の力強さと独創性。

この二人のタレントがオリンピックという世界最高峰の舞台で激しくぶつかり合う姿は、間違いなくブレイキンの歴史に新たなページを刻むことになるでしょう。

ブレイキンオリンピック日本代表選出基準

ブレイキンが2024年パリ五輪で正式種目として採用されたことに伴い、日本代表選手の選考基準も定められました。

選考は大きく3つの要素に基づいて行われ、それぞれ詳細な評価項目が設けられています。

選考基準❶国内外の大会での成績

これは、選考において最も重要な要素であり、以下の大会における成績が対象となります。

  • 世界選手権
  • ワールドシリーズ
  • オリンピック予選シリーズ
  • アジア大会
  • その他の国際大会
  • 国内大会

これらの大会における優勝、入賞、ランキング上位などの実績は、選手の総合的な実力を示す指標として重視されます。

選考基準❷選考委員会による総合評価

国内外の大会での成績に加え、選考委員会による総合評価も重要な選考基準となります。

評価項目は以下の通りです。

  • 技術力:アクロバティックな技の難易度、正確性、完成度
  • 音楽性:音楽に合わせて踊る能力、リズム感、表現力
  • 独創性:オリジナリティ溢れるムーブやスタイル、創造性
  • スポーツマンシップ:フェアプレー精神、礼儀正しさ、競技への情熱など
  • プレゼンテーション力:観客を魅了するパフォーマンス力、カリスマ性

選考委員会は、これらの項目を総合的に判断し、選手の実力やポテンシャルを評価します。

選考基準❸ブレイキンの芸術性・独創性・音楽性などの表現力

ブレイキンは単なるスポーツ競技ではなく、音楽に合わせて自己表現する芸術性の高いダンスです。選考においては、選手の表現力も重要な要素として評価されます。

具体的には、以下の点が評価されます。

  • 音楽への理解度:音楽の構成やメッセージを理解し、表現できる能力。
  • オリジナリティ:型にはまらない独創的な表現方法。
  • 芸術性:美しい動きや表現力。
  • 観客を魅了する力:パフォーマンスを通して観客を感動させられる力。

これらの表現力は、国内外の大会での成績や選考委員会による評価とは別に、独自に評価されます。

ブレイキン日本代表選考フロー

ブレイキンオリンピック日本代表選手の選考フローは以下の通りです。

  1. 国内外の大会への出場
  2. 成績の積み重ね
  3. 選考委員会による評価
  4. 日本代表選手の決定

選考委員会は、上記の要素を総合的に判断し、最も適正な選手を日本代表として選出します。

ブレイキンは、技術力だけでなく、表現力や芸術性も求められる競技です。

選考基準を理解し、戦略的に練習することで、夢のオリンピック出場に近づくことができます。

パリ五輪ブレイキンの審査基準と審査員

2024年パリ五輪で新種目として採用されたブレイキンは、競技形式は1対1のバトル形式であり、選手たちは音楽に合わせて即興でダンスを披露し、5人の審査員によって採点されます。

パリ五輪ブレイキンの審査基準

審査基準は、以下の5つの要素に基づいて行われます。

  • 技術力:アクロバティックな技の難易度、正確性、完成度
  • 音楽性:音楽に合わせて踊る能力、リズム感、表現力
  • 独創性:オリジナリティ溢れるムーブやスタイル、創造性
  • スポーツマンシップ:フェアプレー精神、礼儀正しさ、競技への情熱
  • プレゼンテーション力:観客を魅了するパフォーマンス力、カリスマ性

各要素は5段階 (1点から5点) で評価され、合計25点満点で採点されます。

パリ五輪ブレイキンの審査員

ブレイキンの審査員は、国際ダンススポーツ連盟 (IDSF) によって認定された経験豊富なブレイキンダンサーや指導者で構成されます。

現時点で、パリ五輪ブレイキンの審査員はまだ公表されていません。(7月14日時点)

しかし、IDSFの規定に基づき、世界各国のブレイキンシーンを代表する著名なダンサーや指導者が選ばれることが予想されます。

パリ五輪ブレイキンのルール

パリオリンピックで初めて正式種目として採用されるブレイキン(ブレイクダンス)のルールは、ブレイクダンスの競技性を保ちながら、公平かつエキサイティングな競技を実現するために設定されています。

以下に、パリオリンピックのブレイキンの基本的なルールを分かりやすく説明します。

基本的なルール

対戦形式

  • ブレイキンは1対1のバトル形式で行われます。
  • 各ラウンドで、2人のブレイカー(ダンサー)が順番にパフォーマンスを披露します。

バトルの進行

  • バトルは複数のラウンドから構成されます。通常、3ラウンドが一般的です。
  • 各ラウンドで、ブレイカーは自分のスタイルと技術を最大限に活かしてダンスを披露します。

ブレイキンの特徴

  • フリースタイル: ブレイキンは即興性が重視されるため、ブレイカーは事前に決まった振付けではなく、その場で自由に踊ります。
  • 文化的背景: ブレイキンはヒップホップ文化の一部であり、そのルーツや歴史を尊重しながら競技が行われます。
  • コミュニティの重視: ブレイキングは競技だけでなく、コミュニティや交流を大切にする文化でもあります。

パリオリンピックでのブレイキング

  • 男女別の競技: 男子と女子それぞれの部門で競技が行われます。
  • 予選から決勝まで: 複数のラウンドを経て、予選、準決勝、決勝が行われ、最終的にメダリストが決定します。

ブレイキングの魅力は、そのエネルギッシュな動きとクリエイティブな表現にあります。

パリオリンピックでのブレイキング競技は、新たなスポーツファンを魅了し、既存のファンにとってもエキサイティングなイベントとなることでしょう。

ブレイキンオリンピック日本代表何人?女子と男子のメンバーまとめ

ブレイキンは、音楽、ダンス、スポーツが融合した、新時代を象徴する競技です。

男子代表としては、大能寛飛(おおの ひろと)選手と半井重幸(なからい しげゆき)選手

女子代表には福島あゆみ(ふくしま あゆみ)選手と湯浅亜実(ゆあさ あみ)選手が選出されました。

日本代表選手たちは、持ち前の技術と表現力で、世界を相手に熱いバトルを繰り広げてくれるでしょう。

パリ五輪での活躍に期待が高まります。

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